特色ある教育活動

『ホタル』を介して地域に学ぶ

 高森北小学校の学区には寺沢川が流れており、この川沿いは天伯峡と呼ばれ、毎年6月にはホタルが舞います。

 この川の特徴は、山からの湧水があり流れが穏やかであるという点にあります。そして、ホタルの幼虫のえさとなるカワニナ(巻貝)がすみついています。さらにホタルにとって好条件なのが、周囲が山に囲まれており強い光が届かず、産卵のための水苔やさなぎになるための土もそろっていることです。

 毎年4年生を中心に、そのホタルの生態について学びます。そして、地域の行事である「ほたる祭り」に参加し、校歌ダンスや太鼓を披露しています。

 秋には、天伯峡の環境調査をし、ホタルの幼虫をお預かりして飼育をします。一冬大事に育てた幼虫は3月に寺沢川に放流され、また夏に光り輝きます。

 一年をを通して、地元の「山吹天伯峡ほたる管理委員会」の皆様方にお世話になり、貴重な体験をさせていただいています。

 この体験を通して、地域の自然の素晴らしさに気づくとともに、地域を愛する気持ちを醸成しています。